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生まれ育った高槻をもっと良くしたい!高槻市議会議員 市来ハヤトの議会報告ブログです。(きまぐれ更新)

交通ルールの周知啓発の徹底を!交通安全教育について質問しました。【高槻市議会】【一般質問】

 

 

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車道脇にひかれた青いライン=自転車レーンについて、ハード面の整備が高槻市内でも進んでいます。

 

高槻市役所側の交差点付近にも整備がされましたが、ドライバーの認識不足のために、適切に自転車レーンを走行している方にクラクションを鳴らしたり、右左折で巻き込み事故になりかけたりと、危険な状態であることを目の当たりにしました。

 

そこで初めての一般質問の3項目のテーマとして「交通安全教育」について質問しました。ハード面の整備とあわせて走行ルールの周知啓発をしなければ予期せぬ事故の原因となります。

 

車の運転手のみならず、自転車の利用者に対しても、交通安全教育を徹底を図るよう高槻市に要望いたしました。

 

 

高槻市の自転車に関する計画はこちらをご覧ください。

www.city.takatsuki.osaka.jp

を策定しました - 高槻市 新ホームページ

 

以下、私の質問と理事者側の答弁を掲載いたします。

 

 

 

<質問>1回目

3項目は、交通安全教育について、お伺いします。

 全国的に交通事故は減少傾向にあるものの、国内の交通死亡事故件数全体のうち生活道路での死亡事故の発生割合はやや増加傾向にあります。そのため、生活道路における交通事故防止対策の見直しや強化が望まれており、このような状況から、平成283月に制定された第10次交通安全基本計画でも歩行者や自転車が多く通行する生活道路における安全の一層の確保が重要とされました。

 

 高槻市においても、自転車は、幼児から高齢者まで、幅広い層が日常生活で使う身近な交通手段として、多くの市民が利用しております。平成22年度の国勢調査の情報にはなりますが、高槻市は全国的にも自転車の交通が多く、全国の中核市政令指定都市の中で、東大阪市尼崎市大阪市についで、4番目に通勤・通学時の自転車利用が多く、特にJR高槻駅や阪急高槻市駅等の駅周辺に自転車交通が集中してる状況です。 

 

 こうした自転車の利用ニーズに対応するためには、自転車の安全で快適な環境を整えていくということが大変重要となります。市民の安全・安心に係る施策といたしまして、交通安全教育の推進といったソフト施策や、自転車通行環境の整備といったハード施策の両方が大切だと考えますが、高槻市の現状と課題についてお聞かせください。

 

 

<答弁>

 交通安全教育の取り組みに関する1問目の質問に、ご答弁申し上げます。

本市の自転車に係る交通安全施策につきましては、「たかつき自転車まちづくり向上」に基づき、ハード・ソフトの両面から着実に進めております。

まず、ハード施策としましては、当該計画で定める「自転車通行空間ネットワーク路線」に基づき、視覚的に自転車が通行すべき場所を分かりやすく明示する自転車通行空間の整備に、それぞれの道路管理者が順次、進めております。

次に、ソフト施策としましては、高槻警察署や関係団体と連携し、小学生や中高生から高齢者に至るまで、幅広い世代に対して交通安全教育を実施しております。加えて、自転車安全利用条例で定める「自転車安全利用の日」においては、高槻警察署等とともに現場での指導を実施するなど、自転車利用者に対する周知啓発に取り組んでおります。

 

 

 

<質問>2回目

 市役所北側のみずき通りにブルーラインが整備されておりますが、自転車の一般利用者からは交差点での通行方法がわからないといった声もお聞きします。また車のドライバーにとってもルールがまだまだ認知されていないため、右折時にブルーラインを走行する自転車を巻き込みかけている光景を何度か目撃しておりますし、私自身もブルーライン通行時に交差点に差し掛かった際に右折車両にクラクションを鳴らされたこともあります。

 事前のお話しによると今後高槻市内においてブルーラインのエリアは拡大していくと伺っております。ハード面が先に先行してソフト面の安全対策が追いつかない状況になることは避けなければならないと考えますが、この点について、今後の安全対策についての考えをお聞かせください。

 

 

<答弁>2回目

 交通安全教育の取り組みに関する2問目の質問に、ご答弁申し上げます。

 本市の交通安全対策としましては、ハード整備に遅れることなく、着実にソフト施策を進めております。今後も同様の考え方により、通行空間の整備と合わせて、ハード・ソフトの両面から粘り強く取組を進めてまいります。

なお、交通安全対策を進めていくためには、自転車利用者はもとより、歩行者やクルマのドライバーを含めた、全ての道路利用者が正しく交通ルールを理解することが肝要と考えております。

このため、特に交通ルールを学ぶ機会が少なくなる大人や高齢者に対して、広く市民を対象とした講習会の開催や、現場での指導を強化することなどにより、交通安全教育の場がより多く確保されるよう努めてまいります。

さらに、自転車通行空間を走行するドライバーの意識向上を図るため、今後も運転者安全講習会など、あらゆる機会を捉え、ドライバーへの周知啓発を進めていくことで、交通ルールの浸透を図ってまいります。

 

 

<質問>3回目(要望)

 都市環境や健康増進、観光地域づくりなど様々な観点からも自転車を活用したまちづくりのニーズは今後ますます高まっていくと思います。これらのニーズの高まりにあわせて、やはりベースとなる交通安全教育もあわせて徹底しなければなりません。

 高槻市がまとめたデータによりましても、全交通事故に占める自転車関連事故の割合は増加傾向にあり、平成30年には 33%を占め、全国(=20%)や大阪府(=32%)に 比べて高い割合となっています。

 道幅の狭い道路の拡幅や歩道の整備といったハード面の対策はもちろんですが、ソフト面の対策については、行政のみならず、市民、企業等も連携し、自転車を利用する側のルールの周知やマナーアップといった交通安全啓発のより一層の強化を要望いたします。

 

 

 

 

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