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生まれ育った高槻をもっと良くしたい!高槻市議会議員 市来ハヤトの議会報告ブログです。(きまぐれ更新)

活動実態は把握してる?「男女共同参画に関する活動団体への支援」について質問しました。【高槻市議会】【一般質問】2020/06/25

【一般質問】男女共同参画に関する活動団体への支援について
 
令和2年6月25日
高槻市議会議員
市來 隼
 
〇質問事項(1回目)
男女共同参画に関する活動団体への支援について質問いたします。
本日議決されました、高槻市立総合市民交流センター条例中一部改正に伴い、これまで男女共同参画に取り組む団体の活動支援の場として提供されていたクロスパル高槻4階、男女共同参画センターの研修室については、広く一般市民も活用できるようになります。

先日の文教にぎわい委員会にて確認させていただきましたが、この研修室の利用状況については、現在23団体の登録があり、稼働率は27%ということが分かりました。

 

iiihayato.hatenablog.com

 

(令和2年度に登録されている23団体はこちら。)

 

 

そこで、1問目、2点質問させていただきます。

1点目、活動団体として登録するための要件や、登録の有効期間について教えてください。また、登録の承認等について、登録の適否を審査しとありますが、どのような基準で適否かどうか審査しているのでしょうか。

2点目です。男女共同参画に関する活動団体の登録等要綱について、支援措置として、市長は登録団体に対し必要な支援を行うことができるとありますが、これまでどのような支援を行ってきたのでしょうか。研修室の利用については、利用料金を徴収されているのでしょうか。また、いつ頃から支援を行ってきたのでしょうか。

以上、2点です。
 

 


<答 弁>
男女共同参画に関する登録団体へのお尋ねについてご答弁申し上げます。
まず登録要件についてですが、男女共同参画に関する活動団体の登録等要綱第2条に、構成員が10人以上であること。代表者が高槻市内に住所を有し、または通勤もしくは通学していること。構成員の半数以上が高槻市内に住所を有し、または通勤もしくは通学していること。団体として、男女共同参画に関する学習や活動を継続的に行っていること。団体の活動が、営利、宗教、または政治活動を主たる目的としないことと規定しております。
登録の有効期間については、登録承認の通知をした日の属する年度の翌年5月31日までです。登録に当たっては、登録の要件を全て満たしているかどうかを審査しております。
次に、団体への支援につきましては、男女共同参画センター研修室の貸出しなどを行っております。研修室の利用は無料です。また、団体への支援は開館当時から行っております。

 
 


〇質問事項(2回目)
男女共同参画に関する活動団体の支援について、2回目の質問をさせていただきます。ご答弁いただきましたが、研修室について、クロスパル高槻の開館当時から、男女共同参画に関する活動団体の支援として、無料で使えていることが分かりました。

そこで2問目、3点質問させていただきます。
1点目です。男女共同参画社会を実現するために、登録団体の活動を引き続き支援するとのことですが、今後はどのような支援を検討されているのでしょうか。

2点目です。先ほどご答弁いただきましたが、登録の要件として、団体の活動が、営利、宗教、または政治活動を主たる目的としないこととありますが、要綱に反する事由が確認された場合は、どのような対応をされるのでしょうか。

3点目です。引き続き男女共同参画に尽力いただいている団体への支援等の対応は必要かと思いますが、支援を行うのであれば、要綱どおり男女共同参画に資する活動を行っているのかどうかの実態把握が必要かと考えますが、市の見解を伺います。

 

 

 

 <答 弁>
男女共同参画に関する活動団体への今後の支援でございますけれども、クロスパル高槻会議室の貸出しなどを考えております。
登録要件に反する事由が確認された場合には、男女共同参画に関する活動団体の登録等要綱第8条第1項に基づき登録を取り消すなど、適切に対応してまいります。
登録団体の活動の実態把握については、毎年活動計画書や報告書で確認しているところですが、今後も引き続き行ってまいります。
以上です。





〇質問事項(3回目)
今後の活動団体への支援については、クロスパル高槻会議室の貸出しなどを検討されているとのことでした。先ほど2回目の質問でも申し上げましたが、男女共同参画社会の実現に尽力いただいている団体への支援等の対応は、引き続き必要かと思います。

しかしながら、これまでのように、無料で会議室を利用できるなどの支援、つまりは税金を使っての支援を行うのであれば、公平性・透明性の観点から、今後の登録の在り方や、活動内容の把握方法についてもこの機会に再考すべきと考えます。

今回一般質問するに当たり、

23団体の登録団体名と活動報告書を確認させていただきましたが、政治活動を行っているとされる団体も一部含まれており、また活動報告書だけでは、登録要綱に書かれている男女共同参画に関する学習や活動を継続的に行っていることの判断が困難であると感じました。

インターネットでも検索してみましたが、一部の団体情報についても、ホームページで実態も公開されておらず、どのような団体がどのような活動をしているのか、男女共同参画に関する活動状況が把握できませんでした。

また、男女共同参画に関心のある市民の皆さんに向けて、自らの活動等の情報を提供するためのレファレンスカードを、人権センター等の窓口で閲覧できるようにされていますが、レファレンスカードを提出されていない団体もあります。

このレファレンスカードについては、市民の閲覧を希望される場合のみ、登録団体から提出していただくものとのことですので、提出義務はありませんが、市民から問合せをしやすくするためにも、レファレンスカードの提出の義務化や、登録団体名をホームページで公開するなど、もっとオープンにしてもいいのではないかと思います。

先日の本会議質疑においても、男女共同参画センターの認知度の低さを指摘されていましたが、どんな団体が登録されてあり、どんな活動をしているのかをフルにオープンにしていけば、関心も高まるのではないかと思います。

冒頭申し上げましたが、情報公開もしっかりされており、男女共同参画に精力的に取り組んでおられる団体への支援等の対応は引き続き必要だと考えます。

しかしながら、無料で施設を使えるなどの税負担が発生するような支援を今後も行うのであれば、公平性・透明性の観点から、登録団体の精査と今後の登録の在り方や、情報公開の在り方についても十分に検討していただくことを要望しまして、この質問は終わります。